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    劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」最終章 
    キャストインタビュー 第3回 神谷浩史

    ご自身が演じられたキャラクターの第一印象はどのようなものだったでしょうか。

    とても屈折した嫌な人。でも歪んでいるのは世界の方で、この世界観では彼の方がスタンダードな存在なのだと、音響監督の辻谷さんに演出をつけていただいたのが印象に残っています。

    お気に入りのシーン・セリフなどありましたらお聞かせください。

    「衛宮」と士郎に声をかけるシーンが多かったと思いますが、とにかく対等ではないところから話しかけている、と言うことを意識していました。

    「Fate/stay night [Heaven's Feel]」がいよいよ完結しますが、改めて本ルートに対する印象をお聞かせ下さい。

    コミュニケーション不足が生む悲劇、と言う印象です。

    [Heaven's Feel]劇場版が決定した際の当時の心境などお聞かせ下さい。

    正直に言うと「またか…」と言う気持ちもありました。詳しくは後述します。

    [Heaven's Feel]の中でお気に入りのシーン・セリフなどありましたらお聞かせ下さい。

    魔力に反応して光る液体を桜が持ったときの慎二の気持ちがどうだっただろうか?と、いまだに思い出すことがあります。
    あの液体を生成できること自体が、努力と言う何よりも尊い彼自身の才能なのに、努力では得られない持って生まれた才能に価値を求めてしまう…例え桜が「これは凄いことだ」と褒め称えても、そこにはすれ違いしか生まれない、何もかもが屈折してしまっている悲しいシーンだと思います。

    「Fate/stay night [Heaven's Feel]」最終章に向けてメッセージをお願いします。

    僕が声を担当させていただいているキャラクターの中で一番付き合いが長い作品になりました。
    慎二は蔑まれネタにされ、意見があっても聞いてもらえず、良くいえばマスコット的な、言葉を選ばなければオモチャみたいに乱暴に扱われてきた存在…と言うのは乱暴過ぎるかもしれませんが…続編が作られるたびに自分の声を求めて貰えることに対する感謝の気持ちとともに、新しいネタが提供されているような感覚もあったと思います。

    そんな中、今作で得られた新たな解釈の元、改めて慎二と向き合い、彼の気持ちを明確に音にできたことは僕にとって何事にも代えがたい経験でした。
    長く付き合ったからこそ辿り着けた彼の真意に、過去の自分の未熟さを痛感しましたが、確実に前よりも良いものが提供できていると言う実感も得られたと思います。
    原作の奈須きのこ先生、須藤監督を始めとするスタッフ、そしてお付き合いいただいた全てのファンの皆さんに心からの感謝をしつつ、慎二の声を「Heaven's Feel」まで導けたことを心から嬉しく思います。